36年間、一度も欠かさず登壇中
36年間、一度も欠かさず登壇中
唯一、クラシック環境で動かしていたQUALCOMM(日本語版:クニリサーチインターナショナル)のEudora PRO(5.0)とついに別れる時が来た。ver.5.0で通信ポートの指定ができないことが直接の要因で、サーバーの改変により、受信は問題なくできるものの送信ができなくなった。 この後のバージョンはOS X版となり、クラシック環境ではお役御免と相成った。
無料版のEudora時代からすると、かれこれ30年近く使っていた親しみあるメールソフト。個人的にはこれがメールソフトの基準になり、その動作に慣れていると、今OS Xで使っているAppleMailとか、どこか違和感を感じてしまう。
俺も歳をとってきたが、ソフトも歳をとるんだな。今まで長い間、ありがとう。
*slide show, PC-mode only *スライドはPCモードオンリーです。
ちょっとあったかくなったのでフラッと森林公園まで
でもまだ ジジイにはちょっと寒いな
珍しく? 休憩所が営業されていて
煙突からは煙が...
外にぶら下げられたスピーカーからはボサノバが流れていた
山を背景に
遠くから聞こえるラジオのような雑な音
音楽って「どこで聴くか」は結構重要で
いつもクリアな音源がいいわけではない
イパネマの娘...
オオガタミズオさんを想い出しちまったなあ
*slide show, PC-mode only *スライドはPCモードオンリーです。
Kurashiki Ivy square [倉敷アイビースクエア]。
10代の後半から50年来、一度は行ってみたいと思っていた処へ訪れることができた。その頃から一人旅であちこち行ったもんだが、なんせ若造の貧乏旅行、宿泊はもっぱらユースホステルや国民宿舎などの安宿でこんなラグジュアリーな場所は高嶺の花、すっかり記憶の彼方に追いやっていたところ。
Kurashiki Ivy Squareはクラボウ(倉敷紡績所)発祥工場の外観や立木を保存、リニュアルして生まれた。ホテル・文化施設をあわせもち、〇〇ホテル、という名称を使っていない。核となるのはもちろん宿泊施設ではあるのだが、その広大な敷地に立ち並ぶ建築物や風景は、近代化産業遺産と呼ぶのに相応しい複合観光施設になっている。
50年越しのIvy Squareは、期待を裏切ることなく、素晴らしい施設だった。当たり前のように全館禁煙で、喫煙室で一服させてもらったが、タバコがうまいと感じるよ。季節柄、そのシンボルの Ivy[蔦]は枯れていたが、もう一度来ることがあったら、今度は青々とした蔦に囲まれる季節に来てみたいもんだな。
周辺は「美観地区」の指定に相応しく、大原美術館など点在する街並みは整備され、白壁の建物や倉敷川に並ぶ柳、もちろん電柱や電線など1本もなく、そのまま時代劇を撮影しても全く問題ないくらい、非常に綺麗。その隙のなさは「ああ、ここは造られた観光地なんだ」という気にさせられ、へそ曲がりのわたし的には、あまりにも美しい街並みにはどこか居心地の悪ささえ感じてしまう。
生活感がないんだよね。多くの人の雑多で泥臭く雑然としたものが徹底的に排除され、誰かの頭の中でグランドデザインとして設計されたものが、そのまま街並みになっている。まるで住宅展示場やモデルルームを見て回っている感じで落ち着かない。
佐伯祐三の描く街並みのような、落書きすらも風景として取り込んでしまえるような懐の深さは感じられない。もっともそんなに長時間滞在したわけでもないので、評価する立場にはないけどね。
さて、今回の旅行ではもう一つ寄ってみたい所があって、翌日はまた車を走らせ広島へ。最近サイクリストの聖地と化して海外にもすっかり有名になっている「しまなみ海道」。尾道からいくつかの橋で繋がれた島々を渡って今治までのコース。よくわからなかったが、基本、自動車専用道路と多分自転車でも通れる一般道があるんだろうけど、島々をつなく橋では車道と自転車道?が同居している。
しかしこの日(12月31日)は、びっくりするくらいの強風で、途中で見かけた自転車のグループも、多くが自転車を降りて押して渡っていた。そのまま松山市内のビジネスホテルで1泊し、元旦の朝、道後温泉へ。坊っちゃんの湯で有名な道後温泉の本館はあいにくと改装中で、建物の周りは工事現場のフェンスで覆われていたが、温泉は利用することができた。
朝イチで整理券をもらって、10時半にいよいよ入館。湯殿は地下になっていて、一つだけある湯船はさほど広くはないが、深い。一般的な銭湯や温泉のそれと比べると倍近い深さだった。浅い湯船に足を伸ばして、というスタイルではないが、 このスタイルだと結構な人数が一度に入れる。
シャンプーや石鹸はない。使いたい人は自前で持っていくということになっているらしい。全面石張りの洗い場には、無用な注意書きやインフォメーションもなく、おかげでスッキリとした感じ。いやあ・・いい湯だ。改装が終わったらここももう一度くらい来たい所だな。
帰りは三崎港からフェリーで佐賀関へ。行程約1000kmのロングクルージングだったが、いいお正月だった・・・が、その余韻に浸る間も無く、能登半島を大きな地震と津波が襲うという、ショッキングなニュースでの年明けに。このニュースを一緒にはとても書けないので、一旦筆を置く。
外付けHDDのクラッシュで年末のこの時期だが、業務管理用のMacを世代交代することに。これまで使っていたMacは、元々娘が大学に入ったときに使用していたもの。なのでかれこれ20年くらい経つ。
本体のHDDはとうの昔に逝っていて、外付けから起動して使っていたもの。そろそろお休みしていただくことに。世代交代する今回のMacはこれも息子が使っていたもので、つまり10数年は経っているが、まだまだ現役。OSはLeopard 10.5.8。
ウチで稼働しているMacは一番古いもので1999年発売の第1世代Power Mac G4 Graphite。前世紀のマシンだが、いまだに私のメインマシンとして現役バリバリ。デザインをはじめ、データベースや帳票作成まで、DTPのために必要十分な機能と速度を誇っている。
ちなみにコンテンツ作成の多くを担っているのは1993年発売のIllustrator 5.0 J。これを最大メモリーのG4環境で動かすのが、もっともキビキビとして速く、そして安定している。OSのバージョンがこれ以上に上がると5.0 Jは動かない。これで完結しているのだ。
ウチには2020年モデルのBig Surもあるが、これで動かす最新のAdobe Illustrator CCより、はるかに素晴らしいパフォーマンスを発揮する。だいたい、ソフトの開発とOSの進化はイタチごっこ的なところがあり、ソフトが新しくなるとOSに非常な負荷を要求する。最新のOSとそして莫大なメモリーを要求するのだ。それでもどこかモタモタした動作にしかならない。
IllustratorやPhotoShop CCをストレスなく動かそうとすると、今やメモリーの積み増しを入れて数十万円という大きな費用がかかる。ましてや今のソフトは全て流行りのサブスク。つまり使用料を永久に払う借り物で、使い慣れたバージョンを使い続けることを拒否している。
DTPの世界に手を染めてかれこれ40年くらい経つが、かつての買取時代のソフトはいわば職人の道具として存在していた。道具は使うもので、使われるものではない。
ただし、この古い環境ではできないことがある。それはウェブデザインなどWWWコンテンツの制作と動画編集やアプリの制作、アニメーションの制作など。こればかりは最新の環境がないとどうしようもない。それと巨大なデータベースの作業とかDTPでもPhotoShopでのレタッチ作業とかになると、マシンの能力はストレートに作業効率に比例する。
今や、ほとんどの人がスマホやPCなどで情報収集する時代。今すぐDTPの世界、つまり狭義で云えば紙媒体がなくなることはないが、時代に合わせたコンテンツを生み出すためには最新の環境もまた必要なんだだよね。
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