ちょっと古い情報ですが、ここに書き記すことでひとつのメモリーとして残したいと思いますのでよろしくお付き合いください。

全国から60ものアマチュアミュージシャンのエントリーを受けて行われた第19回 国民文化祭 J-POPx10LIVE は2004年11月、2日間に渡って行われた。2年以上前もから周到な準備を重ね、それまで地元を中心に様々な分野で活躍する企画スタッフがその運営にボランティアで参加した。


・運営企画の核になった組織
カルキャッチくるめ
http://www.culcatch.jp/
特定非営利活動法人 くるめ水の祭典ガマダス
http://www.kurume-matsuri.info/

じっくりと時間を掛けて行われた審査を経て、アマチュア11バンドが選出され、さらに韓国から芸能関係大学のK-POPバンド2バンドの出演が決定したが、最後まで議論が続いたのが当日のゲストアーティストだった。

様々なアーティスト名が候補に挙がっては消えていく中、結局11/6イベント初日の土曜に地元出身の鮎川誠率いるSHEENA & THE ROKKETSと石橋凌のARB、2日目にヒップホップ系で人気急上昇のPaniCrewが決定した。

はっきりと区切っていたわけではないが、初日が地元ロッカー系、2日目が若者系という感じか。全ての出演バンドが決定したのはその年の6月になってからだった。その後、市内の六角堂広場でキャンペーンのライブを行ったりと、様々な手配が企画スタッフによって進められていった。

企画を進めながらも、その間に予算案が2転3転する。各部の調整を行いながら企画に修正を加えていったが、極めつけは土壇場の1ヶ月前になってステージプランの全面練り直し(汗) 連日のように会合を持ちながらようやく、当日にこぎ着けた。

一発ものの野外イベントは当日の天気に80%成功の是非がかかっていると云っても過言ではない。祈りが天に通じたのかイベント当日は2日間とも快晴の好天気に恵まれた。芝生広場に威風堂々組上がった巨大ステージを眺めながら、開始前に成功の予感がひしひしと伝わってくる。

しかし、蓋をあけてみなければ解らないのがイベント。スタッフにとっては始まって満場の観客を見て、初めて安堵の胸をなで下ろすことが出来る。成功の予感と云っても、一方では観客が少なかったらどうしようなどと、そんな思いがぐるぐると頭の中を駆け回る。予感はあっても、ただひたすら自分に「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせているようなものだ。


しかし、結果から云うと好天に恵まれ、2日間のイベントは大成功だった。広大な芝生広場は観客が埋め尽くし、ゲスト出演の時間が近付いてくると、すでにオールスタンディングの状態。動員数の杞憂は瞬間、事故への対策に切り替わる。

特に久留米の者にとっては、初日の鮎川誠と石橋凌のコラボレーションが圧巻だった。最初にステージをこなしたARBの後、SHEENA & THE ROKKETSが演奏を始める、最後に凌が戻ってきて久留米を愛する二人のアーティストのコラボが実現した。久留米のファンはこの日のことを決して忘れないだろう。



※画像の無断転載は堅くお断りいたします。
J-POPx10 LIVE Creative Committee;2004-2005 All rights reserved.

SPCIAL ARCHIVES/J-POPx10 LIVE on November 6-7th 2004
http://kurume-matsuri.info/2004jpopx/infocm2.html



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