はやぶさStaff天文キチガイだった子供の頃なら、イの一番に書いていただろうが、このキャンペーンがあった頃には残念ながら、それほどすごいミッションだとは思いもよらなかった。

惑星間航行に使われるのは世界初というイオンエンジンをときめかせ、片道20億キロものリモートコントロールの旅。「星の王子様・・・キャンペーン」で世界中から集められた88万人の署名を載せたターゲットマーカーを無事に打ち込み、数多くのトラブルを乗り越え「はやぶさ」はついに小惑星「イトカワ」に着陸、試料採取に成功、星くずを土産に地球への帰路に付いた。

小惑星「イトカワ」は地球から3億キロ彼方にある。これは光でも17分かかる距離だ。要するに現場で何かが起こっても地球から即座にリモートコントロールすることが出来ない。「はやぶさ」は積み込んだカメラやレーザーで、自動的に姿勢を制御、自分で着陸し、離脱するのだ。何というテクノロジーだろう。

それにしても科学者・エンジニアの執念にも似たここ数日のドラマだった。不眠不休の集中力もさることながら、様々な状況を想定しいくつもの選択肢を可能にしたその懐の深いテクノロジーには、驚きと同時にまるでオリンピックのトラック競技で日の丸を上げてしまったような壮快感を感じた。

地球への帰還は2年後の2007年6月の予定だ。無事に帰還できるまで予断は許さないが、このミッションを見守ろう。


© Copyright 2003 Japan Aerospace Exploation Agency

はやぶさ ミッション
88万人の名前をきざんだフィルムを包み込んだターゲットマーカー

JAXA(宇宙航空研究開発機構):「はやぶさ」ミッションの概要
[http://www.jaxa.jp/news_topics/vision_missions/solar/pages/hayabusa3_j.html]
JAXA(宇宙航空研究開発機構):今日の「はやぶさ」
[http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/today.shtml]
JAXA(宇宙航空研究開発機構):ふたたび88万人の方々へ
[http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123.shtml]

松浦晋也のL/D
[http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/]


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