仕立物屋:志まや朝から一日、冷たい雨が続くあいにくの天気だったが、石橋文化ホールでのくるめ市民劇「石橋正二郎物語〜世の人々の楽しみと幸せのために〜」は、満員の観客を集め成功裏に終わった。

全員が顔を揃えての稽古開始が昨年の11月。以来、芝居は初めてというメンバーが過半数を占める中、松井先生以下劇団ゼロのメンバーに引っ張られて、本当に良い市民劇に仕上がったと思う。

みんな、お疲れさまでした。わたし自身も、大勢で創り上げる演劇の楽しさを、本当に久しぶりに堪能させていただきました。

画像は、芝居に出てくる「仕立物屋:志まや」のお店。芝居の進行につれて、場面は足袋屋から、タイヤを作るブリヂストンの創業へと移ってゆく。

もともと舞台の懐や袖のスペースがあまり広くなく、演劇公演には不向きなここの大ホール。芝居の進行中にその脇で、大道具さんが手際よくバラしているのをみると、何だかどんどん終わりが近づいているようで、ちょっとせつなくなった(苦笑)

感心したのは久留米児童合唱団。いざ登場と言うときにまさかまさかの音飛び(冷汗) しかし、段取り通りにかまわず元気よく入場し、配置へ。幸い、遅れてBGMが流れ初め、今度はその曲にさっと合わせて合唱を始めた。

いやぁ、樋口先生さすがです。子どもたちばかりとはいえ、普段から鍛えられている合唱団、刹那の判断力と行動力には脱帽した。たぶん、音が流れなければ、そのままアカペラで歌いだしたんじゃないかと思います。
一期一会。

この同じ全メンバーで公演を行うことはもう無いだろうけど、いい公演になりました。

松井先生、劇団ゼロのみんな、祐誠高校・良山中学校・屏水中学校のみんな、中村・岩本両先生(祐誠)、久留米児童合唱団、樋口先生(良山中校長)、荘島小学校のみんな、久留米民謡舞踊保存会のみなさん、音響・照明・映像班、西日本企画さん、そして稽古開始からずっとお世話をしてくれた事務局をはじめ、カルキャッチスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。全ての方々に心から感謝します。
石橋正二郎物語


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