九州六大学野球春季リーグ春と秋に行われる九州六大学野球は、同一チームと2試合ずつ、都合10戦の勝率で優劣を競う。その中でも西南学院大との試合は「福西戦」と銘打って早慶戦よろしく応援合戦が仕込まれるという。

帰省している娘も一緒に観戦に出かけたこの日は、青空が広がる絶好の野球日より。福大はスタンドに応援用のロゴ入り風船が配られ、多数のブラスメンバーと部員、そしてチアリーダーが盛り上げる華やかなスタンド応援。

両大学の学長が始球式を務め、いやぁ、大学野球らしい雰囲気満載(笑)

対する西南は4〜5人のガクラン応援団がリードしているが、人数も少なくちょっと寂しい。それに部員が揃わなかったのか、この日団長役を務めていたのは女の子だった。スタンドを動きまわり、観戦しているお客さんを健気に盛り上げていたが、さすがに、最後のエール交換は声が届かず、女の子には荷が重い。よくやっていると思うよ。
九州六大学野球春季リーグ福西戦より印象的だったのは、その前の試合の九大応援団。羽織袴の団長と、バスドラひとつ、ホーンにふたりの女の子と団員2名を従え、少ない人数でも統制の取れた、伝統的な応援を踏襲していた。

攻守の応援の礼節を守り、よく通る団長の野太い声と、シャープな演舞、チャンスの時の息を切らないロングコールなど、その応援は例え相手が100人でも充分に勝てる知性と頼もしさを感じさせる。これに大団旗があれば完璧だ。

叶うことなら俺が最後列で大団旗を抱えたいなどと勝手に夢想する(爆) ・・あ、高校の時に応援団もやったので。 高校では今は応援部というのはなく、運動会等の時に団が編成されるだけだが、昔は単独の部として存在していた。ま、不良のたまり場みたいに思われていたけどね。理想の学生像は青田赤道さ(爆)

九州六大学野球春季リーグさて、福大は目下リーグ戦三連覇中だが、今春は既に2敗しており赤信号が灯っている。この日は初めてお目にかかったエースの門脇が1失点で完投し、6-1と勝ちをおさめた。

さすがにドラフト候補、立ち上がりこそ不安定だったが、尻上がりに安定した投球をみせ、その球威は素晴らしい。



高校までのように保護者がバックアップでついてまわる風景は大学野球にはない。でも、映画を見に行くように、年に2〜3回は野球見物も悪くないね(笑)

九州六大学野球春季リーグ


Clip to Evernote mixiチェック