文学界新人賞明善高校3年生の合原壮一朗くんが第109回文學界新人賞で特別賞を受賞した。

文學界新人賞は 文藝春秋が発行する文藝雑誌「文學界」の公募新人賞で、現在選考は年2回。第1回受賞者には現東京都知事、石原慎太郎「太陽の季節」(芥川賞受賞)の名前がある。

  第109回文學界新人賞発表
  【受賞作】
  ディヴィジョン / 奥田真理子
  【花村萬月・松浦理英子特別賞】
  狭い庭 / 合原壮一朗

同賞の選考委員の花村萬月氏と松浦理英子氏の推薦で特別賞の受賞となった。花村萬月氏が応募作を褒めるのは珍しいということなので、きらりと光る何かがあったんだろう。

10代の文学賞受賞は綿矢りさなどが記憶に新しいが、数年前の小説すばる新人賞三崎亜紀「となり町戦争」に続く、久留米からのニューヒーローの誕生だ。合原くんは黒木町在住だそうなので、総文コースかな。

いや、本当に素晴らしい!
平成21年11月11日付西日本新聞:文化部・大矢和世
文学界新人賞片山恭一さん、青来有一さん、吉田修一さんら九州ゆかりの作家も輩出してきた伝統の公募新人賞で、選考委員の花村萬月さんと松浦理英子さんが強く推し、異例の特別賞となった「狭い庭」。作者は明善高(福岡県久留米市)の3年生だ。
「最終候補に残ったと聞いたときは、びっくりしてうれしかった。でも特別賞で掲載されると聞き、少し恥ずかしくなった。表面的にしか書けて無いなと思ってしまって…」と照れくさそうな表情を浮かべる。
物語は、高校生の少年が見る不思議な夢の光景と、それらを丹念にしたためた日記、新しくやってきた継母の奇妙な行動が、繊細な文体でつづられる。文字を追うごとに、何かが少しずつゆがんでいくような味わいがあり、「作品自体が一個のやわらかくて温かい生きもののように感じる」(松浦さん)と評された・・・
文学界 2009年 12月号 [雑誌]文学界 2009年 12月号 [雑誌]
販売元:文藝春秋
発売日:2009-11-07
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