不思議 個人的に「少年かもめ」としては小さい頃から、もちろん今でもずっと思っていることがある。端的に云うと「この世のすべてを解きあかしたい」ってことなんだ。

小学校の頃はその「不思議」の対象は、ほとんどが自然科学に対する思いだった。

「宇宙はいつから、なぜ、どうして始まったんだろう?」「どうして鉄のかたまりが水に浮いたり、空を飛んだりするんだろう」「見えないのにはたらく磁力って何?」「どうして途中に何もないのに、また遮るものがあっても伝わる電波って何?」「カミナリは普段何処にあるのだろう?」・・・

小さな疑問や不思議はもっともっとたくさんある。学校の教科書はあまり読まなかったけど、図書室の本という本は全部読んだ。図書の貸出カードは毎年何枚も作ってもらった。本を読んでわかったこともあったけど、そのかわり解らないことはもっと増えた(笑)

科学の歴史は実証の積み重ねだ。目に見えるものは実験してみればよく解る。目に見えないことは想像力と小さな実証の積み重ねで証明していくしかないけど。

哲学の本に興味を持つようになったのは10代~20代かな。「この世の不思議」が自然科学の世界から人間、そして社会にまで向いてくる。古代の学問では哲学とか自然科学とかに境目はなかったようだけど、それは今も変わらないと思う。どちらのことも「不思議」なことには違いはないのだ。

少なくとも私「少年かもめ」は今もそう思っている。科学も社会も人間もカノジョノキモチも、永遠に尽きない興味の対象であることに違いはない。


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