旧門司三井港倶楽部

アインシュタインLOVE 今も現役のわたしの古いMacのデスクトップは、最も尊敬するアインシュタインの有名な舌出し写真だ。

この絵に被せている文章はかってのAppleのCMで使われていた「Think Differnt !」ともう一方は平和主義で知られるアインシュタインが自身生涯の過ちと認めたふたつのウチの一つ。

アインシュタインLOVEいわゆる原子力の威力とその軍事利用の可能性に触れた大統領宛の手紙に署名した時の文章だ。「August 2d, 1939」とある。誤解なきよう、彼は原発開発には関わっていない。

アインシュタインの話は書けば長くなるのだが、特別展があるというので、仕事のついでに門司港まで足をのばしてみた。

門司港レトロと称して明治から大正にかけて建てられた古い建築物を観光資源としている北九州だが、今「大正浪漫100年祭」としてこの地に立ち寄ったアインシュタインゆかりの資料の展示が行われている。

あいにくの小雨模様だったけど、門司港駅を出るときからそこかしこに大正浪漫のまちづくりが効いた雰囲気。人力車のサービスまである。それにまず駅舎からして古いものだが、駅正面に移築された会場のひとつ旧門司三井港倶楽部の佇まいは素晴らしい。

「アインシュタインLOVE」記念展示は10月10日まで。資料展示は全部で4ヶ所、この三井港倶楽部以外に2ヶ所でそれぞれ展示されている。異国情緒というか、100年くらいタイムスリップしたような気になる良い観光地。

この日は時間の都合で全部回れなかったが、それでも北九州はちと遠い。久留米の青少年文化館あたりで企画展をやってくれないかな。

現地で頂いたパンフの見開きに彼が日本に来る船上でノーベル賞の受賞電報を受け取った時の写真が掲載されていた。おとなりは二人目の夫人、エルザ。アインシュタインの語録には傑作なものが多いけど、彼女に関するものをひとつご紹介。
Albert「今の妻が科学を理解できないのは嬉しいことです。前の妻は理解できたんです。」
Elsa「相対性原理のことはわからないけど、アインシュタインのことはよくわかっています。」

門司港レトロ:大正浪漫100年祭 [mojiko.info]

アインシュタインLOVE [einsteinlove.jp]


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