今年も家族4人揃って初詣に出かける。

太宰府、日吉神社、高良大社。太宰府には午前中に出かけたが、電車を降り、梅ヶ枝餅屋が軒を連ねる参道の中程までいく手前から「参拝の方、最後尾」のプラカードを持った警備員が叫んでいた。小雨模様とあって、なかなか列は進まず傘越しに前の様子もよく見えない。

お気楽な我が家は、列を横目に先に腹ごしらえとばかり、脇道から境内へと進む。例年ここへは電車で来るので、奥の茶店の一軒でビールとつまみを頼んで昼食。これも毎年恒例って感じ。

「学問の神様」菅原道真を奉る太宰府ビジネスとでも云おうか、相変わらず大した繁盛ぶりなのだが、国立九州博物館、大学・高校など集約が進む学研都市としての立ち位置など同市のビジョンはとても分かり易く明確だ。

今年は参道に新しく「スタバ」が進出していた。ここまで来んでも...と思うけど、たぶんメニューに梅ヶ枝餅は無いに違いない。知らないけど。

一旦帰宅してひと休みしたあと、日吉神社と高良大社へは夕方から出かける。高良山の渋滞を避けるため。昨年は歩道を歩いて登った気がするが、今年は上までクルマで。

夜の神社は人混みも閑散としてくるが、情緒は増す。どんな宗教であれ、祈りに込められる人間のせつない気持ちはきっと変わらぬものに違いない。

今年は佳い年でありますように。



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