日にちが前後するが、6月1日。

先週の太宰府ではまだまだだったけど、そろそろ見頃かと菖蒲を探してみる。

お昼も過ぎていたので、近場でと以前から聞き及んでいたみやき町中原の花菖蒲園を目指すことに。確か個人宅の休耕地という感じで聞いてはいたが、なんとこれが見つからない(苦笑)

諦めてナビが指し示す佐賀の大和中央公園へ行ってみる。ここは、何というか運動公園みたいなグラウンドやテニスコートが整備されている一角にある。園の入り口は武家屋敷みたいな佇まいだが、どうも妙に新しい。

入り口で入場料!を払って聞いてみると、もともと何もないところにそれ風に造られたものらしい。どうりでなんとなく違和感を感じるはずだ。まあ、小奇麗な観光菖蒲園ってことでしょうか。

園内にはもちろん国産のものもあるが、世界中のさまざまな品種の菖蒲が植えられていた。広い敷地いっぱいに、名札をつけ、根本はきちんとマキワラなどで養生され、植栽されている菖蒲。そう、品評会的な。

花はともかく、わたし的にここはもういいかな。残念ながら情緒的に美しいとは感じられなかった。・・畑には畑の、庭には庭のプライドってもんがあるでしょうよ。

ごめんなさい。以上はわたしの個人的な思いです。花はとても綺麗でしたし、丁寧に作りこまれた四阿(あずまや)や渡橋、掘割、トイレさえ立派なそれ風の作りだし、武家屋敷風の門構えと云い、何も云うことはありません。

ただ、わたしの心は動かなかっただけのことで。永く重ねられた年月こそ、何ものにも替えがたい、ということかもしれませんね。決して入場料にケチを付けたわけではありません。ありませんとも。


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