今年のセミの初啼きは、別府湾で聴くことになった。

多忙でなかなか休みが取れなかった息子だが、どうにか都合がつき娘の顔を見に行けそうということで、久留米からカミサン、長女共々同行しての弾丸トラベル。

我が家的にはこれで都合三度目の愛媛行きだが、別府に着いたらそこはもう夏だった。ワシワシの声が木霊している。

3ヶ月ぶりに会う孫はもうすっかり首も座って、体重も6kgオーバー。生まれたての子は、よう触れないが、今度は初めて抱き上げてみる。

赤ん坊とは不思議なものだと、いつも思う。昨日までの同じ空間に突如として、一人増えるのだ。どこからか訪問者が来る訳ではなく、まだ手足も小さく、言葉すらおぼつかなくともれっきとした一人の人間が増えるのだ。それはとっても不思議なことに思える。

柑貴(natsuki)ちゃん、あなたはどこからやって来たのかな?(笑)

それにしても、先方で用意されたお店でいただいた「奥地アジ:okuchi-aji」は絶品だった。三瓶町の奥地湾で生まれ育った瀬つきのアジ、つまり天然だ。市場で関サバよりも高値がつくこともあるというのには納得する。素晴らしい。

一本釣りのこのブランド鯵はまさに今からが旬。脂のノリ、身の締まりとも最高。久留米や博多じゃ鯵はタタキにすることが多く、しかも養殖ものが主流だが、ここで戴いた鯵づくしコースの向附は「あらい」だった。

「何もない田舎ですから」とおっしゃるが、これを食べるためだけにもう一度来たいと思うくらい。正直なハナシ、鯵はポピュラーな魚だが、そんなものとははっきりと一線を画す。どの店でも同じではないらしく、それだけに目利きと丁寧な取り扱いが徹底されているのだろう。

いやあ、本当にごちそうさまでした。


Clip to Evernote mixiチェック