[くるめ市民劇団 ほとめき倶楽部 第8回本公演]
001 まつりも無事終わって、ちょっと一息ついてます。

さて、演劇の紹介です。イーハトーボの劇列車。井上ひさしに原作。

・・・大正7年(1918)12月26日。宮沢賢治は、故郷花巻から上野行きの夜行列車に乗り込んだ。その手には大きな革のトランクが握りしめられ、たくさんの願いが詰め込まれていた。

「大好きな音楽を聞き、エスペラント語の勉強をする。そのためには父の庇護の下を離れ、そして何よりも真の生き方を探すこと」

賢治は、東京に理想郷を求めては挫折を繰り返し、いつしか花巻に理想郷を見いだす。賢治の童話から抜け出たような人物たちと織りなす夢のような時間が交差する。

そして挫折の度に突然現れる背の高い、赤い帽子の車掌から手渡される「思い残し切符」とは...

井上ひさしが愛してやまない日本語。この物語は、その日本語に、不思議でかわいらしい、そして輝くような魅力をちりばめた宮沢賢治の評伝劇だ。

ほとめき倶楽部上演の賢治作品は、過去に「銀河鉄道の夜」があるが、さて、どんな味付けをしてくれるだろう。楽しみな作品です。



公演情報 [久留米の演劇情報誌Actors Cafe : actorscafe.jp/20170916]




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