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仕事でどうしても外せず、19:00の開演に間に合わない。雨をついてTAXIを飛ばし、久留米シティプラザのエスカレーターを駆け上がり、ばたばたと上手二階席へ。後半からの観劇になったが、それでも充分に楽しむことが出来た。

シャープでキレッキレのふたりの役者の演技、間を取らせないテンポとリズム感。舞台上には、全編を音で表現してゆくピアニストとグランドピアノのほかは、イスやテーブルなど様々に活用される4つのボックスだけというシンプルな舞台構成は、観る者の想像力をかき立て、物語に集中させ、非常に効果的だった。

扱い方によっては御涙頂戴や、ベタな芝居に陥りがちなテーマな気がするが、センスあふれる見事な演出だったと思う。「第13回杉並演劇祭大賞受賞作品」というのは伊達ではない・・半分しか観とらんでエラそうなことは云えんけど。

それに二階席からの観劇だったせいもあるが、久留米座の黒ベースの舞台とやや残響が押さえられた音響空間は、ここがまさに芝居のための小屋であることをあらためて印象づけられた。

先に入場していたカミサンと娘はそれぞれに手話をやっている。舞台上のふたりのやり取りは、もちろん、手話を交えたものだったが、シーンによっては健常者同士のやり取りって場面もあり、ろう者には楽しめない部分もあったかも?という感想だった。そもそもピアノで物語の効果を得てゆくことからして全編手話ということにはならないのだが「観る」音というのもあるんじゃないかなと思う。

洋画を字幕で観ることだって、ネイティブにしか分からないシーンはたぶんそこかしこにあるだろうし、それと似たようなもんかもしれないっしょ。聞いてみないとわからんけど。

ともあれ家族で一緒に観ることが出来たのはよかったです。子どもが小さい頃は一緒に映画などを観に行く機会も多かったけど、ホントに久しぶりだった。ありがとうございました。

15日は福岡市博多区祇園町、ぽんプラザホールで、九州3公演の最後の公演となります。まだ観てない方も観た方もぜひお出かけください。

さて、週末はくるめ市民劇団「ほとめき倶楽部」の本公演「イーハトーボの劇列車」が待っている。こちらは久留米座ではなく、えーるピア久留米だが、皆さま、どうぞよろしくお願いします。



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