シネマと演劇

極め付け好色おせん

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井原西鶴の浮世草子「好色五人女」の第2話樽屋おせんの物語から。近年の劇団PROJECTぴあ作品では2013年の「火炙りお七考」に続く公演になる。今回のサブタイトルに「男の恋は意気地なし 女の恋は意地っ張り」とあるが、まさに宜なるかな。

狂乱、自害、磔、火刑...第5巻以外は、どれも悲劇的な結末を迎える好色五人女だが、さて今回はどんな石山演出になるだろう。井原西鶴の原作は好色・・という言葉から期待する色っぽいハナシばかりではないのだが、すべて美人と云うふれこみだけは一緒(笑)

下世話な不倫が話題になる昨今のゲイノー界だが、さてさて...



久留米の演劇情報誌:Actor's Cafe [/actorscafe.jp]
過去記事:火あぶりお七考 [July 30, 2013] [kurumejin.jp/51446615]


瀬戸 康史 出演:関数ドミノ

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六ツ門に久留米シティプラザが出来て変わったことといえば、学会などのコンベンション開催が増えたこともだが、中央からよく演劇公演が来るようになったなと感じる。これから久留米での演劇熱が高まれば幸いだ。そう簡単にはいかんやろうけど。

今回は久留米シティプラザ自慢のザ・グランドホールでの公演だが、久留米座やCボックスなどで行われる小公演がもっとたくさん来て欲しいと思う。

ということで、来月行われる公演のお知らせ。地元(嘉麻市)出身、新進気鋭の俳優、瀬戸 康史ほか勝村 政信、柄本 時生など、まあ久留米じゃTVでしかお目にかからない俳優さんがいっぱい(笑) 瀬戸 康史ファンはもちろん、楽しみな公演です。

「関数ドミノ」とは
「関数ドミノ」は前川知大が作・演出を手掛けた、イキウメ代表作のひとつです。
2005年初演の後、2009年、2014年と再演し、その度に登場人物や結末が改訂された戯曲は、観客の心を掴んで離さない作品として高い人気を誇っています。
今回は2009年版の戯曲をもとに、前川による加筆が行われた、新たな「関数ドミノ」として上演いたします。
2017年版も、どうぞご期待ください。

Movie Message:瀬戸 康史より



久留米の演劇情報誌:Actor's Cafe [actorscafe.jp/20171026]
公演公式サイト:関数ドミノ [kansu-domino.westage.jp]

市民劇団の再スタート [イーハトーボの劇列車]



9月16,17日、えーるピア 久留米でくるめ市民劇団「ほとめき倶楽部」の第8回本公演「イーハトーボの劇列車」が上演された。創設9年目のほとめき倶楽部だが、昨年は久留米シティプラザの演劇祭への参加のため、劇団独自の本公演としては8回目。

ほとめき倶楽部は平成21年、旧久留米市民会館の自主事業の一つとして旗揚げした久留米初の市民劇団だ。老若男女、誰でも参加出来る劇団として、上は70代から高校生まで、そして在野のアマチュア劇団からも参加と協力を得、文字通り多彩な顔ぶれでスタートした。

だが団員の願いも虚しく、久留米シティプラザの創設に伴い、市民会館の閉鎖とともにこの劇団はその足場をなくした。「市民劇団」を標榜し続けているが、日々の稽古場を探し、個人宅などに道具を預け、苦労しながら活動を続けており、今やその活動基盤は一般のアマチュア劇団と何ら変わりはない。

新しい久留米シティプラザでは「くるめ演劇塾」という事業が自主運営されている。演劇の面白さを伝え、演劇文化を根付かせるため?年齢制限なしに、誰でも参加出来ると、門戸を開いている。昨年は延べ120人程度が参加したらしい。「プラ座コース」による発表公演も行われた。結構なことだ。

しかし、どうやら市民劇団的な発想はここにはないらしい。この中から、たとえば新しいアマチュア劇団が誕生することなどあるのだろうか。

劇団を旗揚げするというのは、並大抵のエネルギーでは出来ない。仲間を募り、稽古場を確保し、ホン(脚本)を書き、あるいは選び、道具をつくり、公演を目指せば、会場を確保し、いくばくかの資金を調達し、フライヤー、チケットをつくり、これを手売りして行かなければならない。演じることが好きだから、だけではとても出来ない。

だがしかし、そういうありとあらゆるハードルを無視してでも「何かを創りたい」「表現出来る場を持ちたい」という強烈なインセンティブがあって初めて旗揚げへと漕ぎ着ける。こんな無謀な思いつきを実行出来るのは、後先考えない若者の特権とも云えるが、それでも「バカ」がつく希有な存在でなければならない。

立ち上げの経緯は様々だが、そうやって旗揚げしたアマチュア劇団が、久留米にもいくつか存在する。しかし、演じること以外の膨大な作業をこなすと、その先にはたぶん、喝采を受け、感動するという舞台本来の楽しみの他に想像出来なかった充実感が待っているものだ。それは仲間とのふれあいであったり、多くの人との出会いであったりするが、何かをやり遂げるという、たぐいまれな達成感なのだ。

他の何ものにも代え難い楽しさをそこに見いだしたからこそ、そういう活動を続けるのだ。そして、ぐったりと疲れ果て、また「次は何をやろうか」とふつふつとたくらみを思いつく。そんな思いつきを実行しようとする行動力ある輩こそ、地元に必要な人材、応援すべき人材ではないだろうか。

・・ハナシが芝居からそれそうになるな(苦笑) 演劇に興味を持つ新人の発掘も大切だ。久留米シティプラザの「くるめ演劇塾」から、将来、中央で活躍する人材が出るようになれば確かに素晴らしい。が、地元にとどまり、生活の一部として演劇との関わりを続けていく、そんなアマチュア演劇人を有機的に結びつけ、サポートするという視点がない。

文化とは、所詮「あそび」だ。誰にも邪魔されずにその世界に没頭出来る、夢中になれるからこそ「あそび」は面白い。最近「恊働」という言葉を良く耳にするが「久留米って面白い、楽しい」と云わせる気があるなら、森よりも木を選んで育てることも大切。「活力」は面白さの中にこそ存在する。

そして文化はその集大成として評価を受けるものだ。スクラップ&ビルドも時には必要だが、毎回毎回切り捨てていては、とても文化の創出はおぼつかない。活かし続けてこそ文化は育つものだと思うし、飽きない「面白さ」が、きっと「商い」に結びつく。

・・・やっぱりハナシが脱線しそうなのでこの辺で終わっときます。



久留米の演劇情報誌 [actorscafe.jp]


舞台「HandY-ハンディ-」

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仕事でどうしても外せず、19:00の開演に間に合わない。雨をついてTAXIを飛ばし、久留米シティプラザのエスカレーターを駆け上がり、ばたばたと上手二階席へ。後半からの観劇になったが、それでも充分に楽しむことが出来た。

シャープでキレッキレのふたりの役者の演技、間を取らせないテンポとリズム感。舞台上には、全編を音で表現してゆくピアニストとグランドピアノのほかは、イスやテーブルなど様々に活用される4つのボックスだけというシンプルな舞台構成は、観る者の想像力をかき立て、物語に集中させ、非常に効果的だった。

扱い方によっては御涙頂戴や、ベタな芝居に陥りがちなテーマな気がするが、センスあふれる見事な演出だったと思う。「第13回杉並演劇祭大賞受賞作品」というのは伊達ではない・・半分しか観とらんでエラそうなことは云えんけど。

それに二階席からの観劇だったせいもあるが、久留米座の黒ベースの舞台とやや残響が押さえられた音響空間は、ここがまさに芝居のための小屋であることをあらためて印象づけられた。

先に入場していたカミサンと娘はそれぞれに手話をやっている。舞台上のふたりのやり取りは、もちろん、手話を交えたものだったが、シーンによっては健常者同士のやり取りって場面もあり、ろう者には楽しめない部分もあったかも?という感想だった。そもそもピアノで物語の効果を得てゆくことからして全編手話ということにはならないのだが「観る」音というのもあるんじゃないかなと思う。

洋画を字幕で観ることだって、ネイティブにしか分からないシーンはたぶんそこかしこにあるだろうし、それと似たようなもんかもしれないっしょ。聞いてみないとわからんけど。

ともあれ家族で一緒に観ることが出来たのはよかったです。子どもが小さい頃は一緒に映画などを観に行く機会も多かったけど、ホントに久しぶりだった。ありがとうございました。

15日は福岡市博多区祇園町、ぽんプラザホールで、九州3公演の最後の公演となります。まだ観てない方も観た方もぜひお出かけください。

さて、週末はくるめ市民劇団「ほとめき倶楽部」の本公演「イーハトーボの劇列車」が待っている。こちらは久留米座ではなく、えーるピア久留米だが、皆さま、どうぞよろしくお願いします。

舞台「HandY」

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え〜〜・・立て続けですが芝居のハナシです。

2016年杉並演劇大賞受賞作品、初の九州公演 舞台「HANDY」
※この作品は、三ツ星キッチン「TOGETHER」(作:上條 恒)のスピンオフとして誕生した。

  手話で漫才---!?
  英子は幸せな家庭を夢見ていた。
  裕作は音のない世界に生きていた。
  突然出会ったふたり。
  裕作が差し出したノートに書かれていたのは
  「漫才やろう。」
  この一言をきっかけに裕作の諦めていた夢が、英子の止まっていた時間が動き出す…

脚本・演出・出演:市村啓二
出演・構成:武者真由
音楽監督・作曲・ピアノ演奏:中島健作
久留米市公演:2017年9月14日(木)19:00開演 久留米シティプラザ「久留米座」



公演情報 [久留米の演劇情報誌Actors Cafe : actorscafe.jp/20170914]


イーハトーボの劇列車

[くるめ市民劇団 ほとめき倶楽部 第8回本公演]
001 まつりも無事終わって、ちょっと一息ついてます。

さて、演劇の紹介です。イーハトーボの劇列車。井上ひさしに原作。

・・・大正7年(1918)12月26日。宮沢賢治は、故郷花巻から上野行きの夜行列車に乗り込んだ。その手には大きな革のトランクが握りしめられ、たくさんの願いが詰め込まれていた。

「大好きな音楽を聞き、エスペラント語の勉強をする。そのためには父の庇護の下を離れ、そして何よりも真の生き方を探すこと」

賢治は、東京に理想郷を求めては挫折を繰り返し、いつしか花巻に理想郷を見いだす。賢治の童話から抜け出たような人物たちと織りなす夢のような時間が交差する。

そして挫折の度に突然現れる背の高い、赤い帽子の車掌から手渡される「思い残し切符」とは...

井上ひさしが愛してやまない日本語。この物語は、その日本語に、不思議でかわいらしい、そして輝くような魅力をちりばめた宮沢賢治の評伝劇だ。

ほとめき倶楽部上演の賢治作品は、過去に「銀河鉄道の夜」があるが、さて、どんな味付けをしてくれるだろう。楽しみな作品です。



公演情報 [久留米の演劇情報誌Actors Cafe : actorscafe.jp/20170916]


久留米がすりの歌



お待たせしました。3月19−20日に上演された「久留米がすりの歌」ダイジェストムービー(5m37s)です。フルサイズムービーは以下からどうぞ。



久留米がすりの歌2017 (1h50m3s) [youtu.be/ubwG-ZCxHFA]


山田孝之



いかにも役者的な演技で?最近注目している俳優、山田孝之。最初は缶コーヒーのCMで気になっていたんだが、毎週金曜日深夜に見ていた「山田孝之のカンヌ映画祭」は昨夜で終了。

ドキュメンタリーの同番組で制作過程にあった映画「穢の森」は制作中止になったようだが、6月に「山田孝之 3D」が公開されるらしい。Trailarは意味不明だが、意味不明なところがいいかも。

the オーディション 主演女優と出演者の公募

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来年3月に予定されている、劇団PROJECTぴあ[主宰:石山浩一郎]による演劇公演「久留米がすりのうた ‥井上伝物語‥」の出演者オーディションのお知らせ。

募集要項には「久留米がすりを考案した久留米の偉人、井上伝の少女時代から未亡人になるまでの、いわば大河ドラマの主演女優...」とある。物語に登場して来る若き日のからくり儀右衛門ほか、共演者も募集の対象だ。

応募要項・申込はこちらから
くるめの演劇情報誌 ACOTOR'S CAFE:オーディション 主演女優と出演者の公募

「久留米がすりのうた」は、児童文学作家の大御所、岩崎京子氏の作品が原作だ。昨年だったか、秋の公演のおり、同行者も無くたった一人で久留米に来られたが、御年93歳!しかも、いまだに年1作品を目指して執筆活動を続けられているということだった。いやはや・・比ぶるべくもないが岩崎氏から見ればみんな若造だね。

岩崎京子作品といえば「かさこじぞう」が有名だが、かさこじぞう(笠地蔵)は古くからある日本のお伽噺で、そのルーツも作者はおろか、どうやら岩手県か福島県らしいという程度で定かではない。他にも多くの作者によって再話されている。絵本を数多く読む、読まないに関わらずみんなの記憶に残っているのは、昭和31年以来学校教科書の定番として採用され続けたから。

その採用された「かさこじぞう」が岩崎作品なのだ。実はこのお話、幼稚園児にも定番のお話として登場するのだが、そっちは多くが瀬田貞二著の「かさじぞう」だ。どちらかというと瀬田作品の方がお伽噺に近いのかもしれない。因果応報、勧善懲悪がお伽噺の定番だからね。

岩崎版「かさこじぞう」には、どうしても欠かせない登場人物の人間性に踏み込んだ一節が盛り込まれている。それが故に小学校国語教科書の定番となったのだろう。研究者の論文のいくつかが、今はネットでも読めるので興味があれば読んでみると面白い。

・・・夏の水の祭典は終了したが、秋には秋のイベントが控えていて超忙しくもあるけど、忙しいほど現実逃避したいもんでね(爆)

・・・この項続く...(苦笑)



Quotation from
岩崎京子「かさこじぞう」のたくらみ [岩田 英作/島根県立大学短期大学部教授]
岩崎京子「かさこじぞう」と瀬田貞二「かさじぞう」 [原田 留美/新潟青陵大学福祉心理学部 社会福祉学科教授]
「かさこじぞう」論 [小山惠美子/帝京大学大学院 教職研究科 教授]

アクターズカフェII [ Actors Cafe' II ] 第4夜



アクターズカフェ II 第4夜。

次週に公演を控えた今夜のアクターズカフェは、そのダイジェスト版のような形で、予定されている演目二つ(花いちもんめ・エレクトラ)がそれぞれの役者によって演じられた。

また、当日トークライブ予定の元劇団四季女優 熊本亜紀さんも駆けつけ、メンバーそれぞれの質問に全く躊躇なく自身の経験談を披露、その気さくな応対でこの夜の演劇話は大いに盛り上がった。公演当日が楽しみだ。



熊本亜記トークライブ&朗読パフォーマンス[再掲]
過去記事:熊本亜記トークライブ&朗読パフォーマンス [kurumejin.jp/51625052]

DATE.5月27日(金) open.18:00 start.18:30
PLACE.えーるピア久留米 視聴覚ホール
TICKET.1,500円(doors* 1,800円 / under 18* 500円)
INQ.イベントの詳細、問い合わせはこちら



熊本亜記 Offical Site [www.kumamotoaki.com]
久留米の演劇情報誌 Actor's Cafe [www.actorscafe.jp]
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