煙譚[SMOKING ESSAY]

Bellini VENEZIA

Bellini Venezia タバコなハナシなのでキライな方はどうぞ読み飛ばしを。

今回紹介するブランドは「ベリーニ・ベネチア [Bellini VENEZIA]」

イタリア製かと思いきやドイツの老舗PLANTA社製のフルーティなタバコだ。TORINO, TOSCANAとイタリアの都市名が冠された3種類のブランドがリリースされている。

イタリアン・バローロワインとフルーツリキュールで着香されたトリノ [TORINO]、ピーチを中心にしたフルーツフレーバーが特徴的で比較的小さな刻み幅のトスカーナ [TOSCANA]があるようだけど、今回手に取ってみたのはオレンジの風味が効いたベネチア [VENEZIA]。

パイプを始めて(再開?)まる2年。手当たり次第に様々なブランドを試してみたけど、ここのところはワインベリー [WINE BERRY]をベースに、マックバレン[Cube Gold]とオレンジ・ドリーム [Orange Dream]を加えるという選択に落ちついていた。

なかなか実際にタバコ店に足を運ぶチャンスが無かったせいもあるが、今回久しぶりに別ブランドを試してみる。

PLANTA様々な着香タバコがあるが、主流はバニラに代表される甘い香りで、オレンジ風味というのは少ない。実はわたし的にはこのバニラ臭というのがちょっと苦手。実際の果物でも蜜柑が大好きだからというわけではないが、思わず手が伸びた。

いつも吸っているオレンジ・ドリーム [Orange Dream]よりは軽めの品のいいオレンジフレーバー。しかもこちらのほうが燃焼性が良く、非常に吸いやすい。Variant-Cutと呼ばれる不均一な刻み幅が味の複雑さと吸い易さに繋がっている。

ん〜〜〜、常喫用にイケそうなブランド。しばらく続けてみるか。

Bellini VENEZIA [planta-tabak.de]
 [The PLANTA company was founded in Berlin-Spandau in 1956 by Dr Manfred Obermann.]

悪戯(イタズラ)

パイプたばこ 別にパイプに釘を打ち込まれているわけではありません。

掃除しかけのタンパー(煙草の葉を抑えるツール)をそのままにしておいたら、カミサンがそれに紙で作った日の丸を巻き付けていた。

子どもが手元に居なくなったせいか、カミサンもヒマらしい(苦笑)

せっかくだから、しばらくこのまま使うことにする。

5本目のブライヤー 

5本目のブライヤー

エピキュリアンまたまた、パイプの話で恐縮だが、友泉亭公園へ寄った帰り、エピキュリアンでタバコを購入。サンタがお迎えしてくれたが、ま、お正月用って事で。

簡易パイプとは云わないが先日買った「ピッコロ」とは別にもう一本探してみようとショーケースを覗いてみると、ブルドッグスタイルの手頃なのが一本目に付いた。銘を見ると「MAYFAIR : LONDON MADE」とある。

もちろん著名なオールドブランドの高級品とは違うが、今までとはちょっと違ったデザインが気に入り、即購入。6,000円弱。これでクリスマスの自分用プレゼントと云うことに。

ちょっと試しに一服・・・ん〜〜〜・・んまい!

■スモーキングクラブ・エピキュリアン [Smoking Club EPICUREAN]

ピッコロ

ピッコロ 例によって?、また掃除の最中にパイプに穴をあけてしまったので、買いに行こうと思ったが、なかなかタイミングが合わず、エピキュリアンの通販サイトに掲載されていた「ピッコロ」という小さなパイプを注文した。

お値段、2,100円ナリ。安・・・(笑) 

今度のは小振りでご覧の通りのブラックカラー。この色のせいで、わたしも吸ってみるまで解らなかったが、最初注文したものに1ヶ所亀裂があり、直ぐに交換していただいた。

このサイズ、何が良いといって、くわえっぱなしでも疲れないこと。これはこれで、イケるね。

3本目のブライヤー

roland pipe 毎日使っているお気に入りのパイプ、BBB-Minervaだったのだが、かなり傷だらけの状態となり、3本目のパイプを物色すべく久しぶりに福岡の専門店EPICUREANへ出かけた。

2本目の時のような「お買い得品」はなかったので、たくさん並んでいるショーケースの中から普及品を1本選ぶ。エピキュリアンオリジナルのBE:004、ベントタイプでMinervaよりも少し小振りなもの。

ステムに小さく「epi」のオリジナルシンボルが刻印されている。ベースはROLAND。1930年創業の国内の老舗メーカーだ。

機械的なカーブ、ボウルトップの平面的な形状に廉価品らしさが見えて、少し気になるが仕方あるまい。しかしそれよりもちょっと違和感を感じたのは吸い口の大きさ。Minervaよりもほんの少し太い。

間隔とは微妙なモンだね。まあそのうち、買えるようになったらまたお気に入りの1本を探すとしよう。

スモーキングクラブ エピキュリアン [kurume-matsuri.info]


傷だらけのMinerva
恥ずかしながら、パイプ初心者の話を。
※これ以上パイプに興味を持てない方は飛ばして下さい(苦笑)  続きを読む

原発と「はやぶさ」[〜Newsweek .February 23,2011〜]

原発と「はやぶさ」[〜Newsweek .February 23,2011〜] 画像は2月に買ったNewsweek日本版2月23日号の表紙。偶然だが、この号の特集は「原子力とエネルギーの未来」で、今まさに危機に直面している原発についての世界各国の現状が特集されている。

偶然というのは、この号を買った動機が、別の特集「エジプト革命の舞台裏」を読む目的だったからだ。FaceBookなどSNSを媒体とした一連のアラブ諸国の革命的動きに、日本のメディアにはない見方に興味を持った。

若い頃は、世の中というものはずっと変わらずに続いていくものだと思っていた。これは戦禍のないクニ、ニッポンで生活していたからかも知れない。私の世代はどちらかというと、安保闘争など学生運動直後の世代だ。おかしいと思うことは世の中になかったわけではなく、どうしたらもっと良くなるんだろうと思ってはいても、大筋では変わらぬものが現実社会なんだと思っていた。

はじめて驚いたのは、ソ連の崩壊後ベルリンの壁が壊れたとき。TVの画面に映される壁の上に立ち、大きなハンマーで壁を壊している人々を見せつけられたとき、初めて世界は戦争でなくても変わることが出来るのだと思った。

今回のアラブ社会のこともそういった意味で注視していたのだが、そんなこんなも震災でぶっとんでしまった。巨大なTSUNAMIによる直接的ダメージもさることながら、それによって引き起こされた福島原発のトラブルがアラブの動きよりも世界の注目を集めている。

M9クラスの地震や高さ10mを超すTSUNAMIという「想定外」のトラブルで極めて深刻な事態に陥ったかに見える日本の科学技術だが、一連のニュースを見ながら、個人的には小惑星探査機「はやぶさ」のことを思い出していた。

往復60億キロを旅して感動的な結末とともに、小惑星「イトカワ」の粒子を地球へ運んできた「はやぶさ」だが、打ち上げからずっと見てきたその行程はまさに「想定外」の連続だった。

人間の手を直接下すこともできない30億キロの彼方、しかも様々なパーツが故障に見舞われ使えない。搭載された電池も、エンジンも、何一つ満足に動かすことが出来ないのに、後付けで考えたアイデアを駆使しながら奇跡の帰還を成し遂げた「はやぶさ」ミッション。

「後付けで」と書いたが、様々な幸運にめぐまれたということもありながら、要は決して諦めなかったスタッフのねばりと、「後付け」を可能にする技術の懐の深さがあったことがミッションの成功へと繋がったのだと思う。

「はやぶさ」の偉業にも感動するが、個人的にはその科学技術の懐の深さにこそ深い感銘を受ける。

瀕死状態の原発とエネルギー事情。TVの記者会見に映る○電のお偉いさん?や訳も分からずそれぞれの思惑?でニュースを流し続けるメディアはともかく、この原発を作ったニッポンの技術者のプライドと懐の深さを今は注視している。

過去記事:Welcome home... おかえりなさい&ありがとう はやぶさ
 [kurumejin.jp/archives/51051056]

哲学散歩 [take a walk of philosophy]その5「哲学は死んでしまった?」

ホーキング、宇宙と人間を語る ホーキング、宇宙と人間を語る

スティーブン・ホーキング:[Stephen Hawking] 車椅子の天才物理学者として有名だが、彼の一般読者向けの最初の著「ホーキング、宇宙を語る」から約20年ぶりに続編とも言える本書を読んだ。9年前に「ホーキング、未来を語る」というのも出ているがこれは読んでいない。

知っている限りでもこの間、人間の宇宙や脳科学などかなり理解が進んでいて、興味があったことも事実だが、タイトルからひょっとして・・と期待していたとおり、最先端の物理学がベースながら、哲学的な考察が試みられていた。

そして本書の冒頭ではっきりと次のような文言を投げかける。

・・現代において、哲学は死んでしまっているのではないでしょうか。哲学は現代の科学の進歩、特に物理学の進歩についていくことができなくなっています。こんにち、科学者は新たな発見を行うことにより、人類の知の探求において発見の松明を掲げて進む役割を担うことになりました。

哲学も天文学も占星術も医学も明確な区分けがなかったギリシャ時代や中世には戻るべくもないが、目に見えないもの、手に取ってみることが出来ないものをも解きあかしつつある現代だからこそ、哲学はもっとも必要なんじゃないだろうか。

科学は人類を発展させる大きな力になるが、その原動力は科学者の大いなる好奇心だ。だからこそ、時にはとんでもない災いをも引き起こす。自身が生涯最大の過ちと悔いた原爆の開発を急ぐようにとの書簡を大統領に送ったアインシュタインもしかり。

好奇心は人間が生きていく上で、インセンティブを保つのにもっとも有効なものだが、それ以上に必要なものが想像力であり、現実を見つめる目だ。

・・・「最近、オトーチャンのブログはムズカシくておもろーない」とカミサンにクレームを付けられるので、この辺にしときます。カンケイないけど、こんなに寒いのに我が家のトマトは順調に次々と赤い実を付け続けている(微笑)

哲学散歩 [take a walk of philosophy]その2「この世のすべてを解きあかしたい」

不思議 個人的に「少年かもめ」としては小さい頃から、もちろん今でもずっと思っていることがある。端的に云うと「この世のすべてを解きあかしたい」ってことなんだ。

小学校の頃はその「不思議」の対象は、ほとんどが自然科学に対する思いだった。

「宇宙はいつから、なぜ、どうして始まったんだろう?」「どうして鉄のかたまりが水に浮いたり、空を飛んだりするんだろう」「見えないのにはたらく磁力って何?」「どうして途中に何もないのに、また遮るものがあっても伝わる電波って何?」「カミナリは普段何処にあるのだろう?」・・・

小さな疑問や不思議はもっともっとたくさんある。学校の教科書はあまり読まなかったけど、図書室の本という本は全部読んだ。図書の貸出カードは毎年何枚も作ってもらった。本を読んでわかったこともあったけど、そのかわり解らないことはもっと増えた(笑)

科学の歴史は実証の積み重ねだ。目に見えるものは実験してみればよく解る。目に見えないことは想像力と小さな実証の積み重ねで証明していくしかないけど。

哲学の本に興味を持つようになったのは10代~20代かな。「この世の不思議」が自然科学の世界から人間、そして社会にまで向いてくる。古代の学問では哲学とか自然科学とかに境目はなかったようだけど、それは今も変わらないと思う。どちらのことも「不思議」なことには違いはないのだ。

少なくとも私「少年かもめ」は今もそう思っている。科学も社会も人間もカノジョノキモチも、永遠に尽きない興味の対象であることに違いはない。

哲学散歩 [take a walk of philosophy]その1「Justice with Michael Sandel」

What's The Right Thing To Do ?

昨年「ハーバード白熱教室」として、初めて公開された「Justice with Michael Sandel 」マイケル・サンデル教授の講義「Justice : What's The Right Thing To Do ?」全12回分の放送が、正月の1,2日の2日間に渡って6回ずつまとめて再放送された。

本も読んだし、途中の何回分かの放映は見たことがあったけど、よし、とばかりにはまって見ることに。

しかし、1日でぶっ通し6時間近くもある哲学の話にはさすがに疲れた。時間が深夜に及んだこともあり、正直、ところどころうつらうつらしてしまった(苦笑) 本は立ち止まって考えたり休憩したりすることが出来るが、映像は待ったナシだからね。

しかしこの講義、ハーバード史上もっとも履修者が多いとされるだけあって、確かに見ているだけで非常に面白い。サンデル教授は秀逸なコンダクターであり、講義はしばしば参加している学生との対話形式で進められていくのだが、この発言する学生たちというのがさすがにハーバードというか、ディベートに長けている優秀なキャラクターぞろいで、エンターティメントとして観ても興味深い。

テーマは政治哲学なのだが、この講義をしろうと目にも面白くしているひとつの要因はそれぞれのエピソードで用いられる豊富な例題だ。もちろん古典的な事件もあるが、中には元大統領ビル・クリントンのモニカ・ルインスキー事件、はたまたマイケル・ジョーダンやビル・ゲイツと合衆国大統領との収入の比較など、誰でも知っている人やごく最近のニュースなども具体的な例題として取り上げられ、分かり易く飽きが来ない。

ふと感じたけど、英語って案外耳に心地良いものだ。意味が分からずとも例えばビートルズの歌はそうだと思っていたけど、英語はリズミカルだ。試しにサイトにアップされている講義の内容(英語)を聞いてみると、意味がよく理解できなくてもBGM的に愉しい。え?思いこみちね(爆)

そんなこんなはともかく、この一連の講義や書籍でアメリカという国について最近思っていたこと、また別のもう一つ面白いと感じたことがあった。ひとつは日本人的には異常とも思えるインセンティブに対する思想、もうひとつはアファーマティブ・アクションと呼ばれる制度だ。

・・・こんな話、誰も面白いとは思わんやろなぁ、一気に書くとやたら長くなりそうなので別稿にする。

NHK : ハーバード白熱教室 [nhk.or.jp]
Justice with Michael Sandel [justiceharvard.org]

小粋

小粋 10月に値上がりして以来、しばらく買い置きのタバコで凌いでいた父だったが、それも品切れになり、それではとパイプを試していたが、吸いづらいということで、キセル(煙管)用のタバコを買ってきた。

「小粋」

1パッケージ10gというまさに小さく「小粋」なタバコ。実は現在市販されている唯一のキセル用の刻みタバコだ。

一般のシガレットやパイプタバコに比べるとキセルの吸い方は結構変則的。キセルの小さな火皿にあわせて丸めたタバコに火を付け、だいたい、1回に3口くらい吸うともう終わり。

タバコを吸う所作を「一服する」というが、まさにその言い回しがぴったりな吸いかただ。そのまま灰皿に「カンッ」と灰を捨て、キセルに残った灰のカスをひと吹きする。

吸い足りなく感じたら、火鉢ではなくそのまま自分の手のひらにポンと火のついたままの灰を転がし、次のタバコを詰めてそれを火種に二口目と相成る。これができりゃあ、まあ、達人だね。ヘタがすれば間違いなく手のひらは火傷だ。

キセルは今や時代劇か落語のワンシーンにしか出てこない。だいたい、フツーに洋服を着て吸っても様にはならぬ。吸うんだったら、髪は角刈りか坊主頭、着る物も半纏か甚兵衛か着物さ。年の若い奴は吸うちゃいかん。年を重ねなきゃ似合わねェ。

「おぃ、八っつぁん、一服つけていかねぇかい?」

なあんてね。
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