立志式
日替わり週替わりで、寒さの中にも春の陽気が顔を見せる3月だが、この日はぽかぽかとした陽春の陽射し。地元合川校区で11日立志式が行われた。地方によっては学校で行われる処もあるようだが、ここでは各小学校区単位で行われる。良山中学校の3校区のうち、御井校区は明日12日に行われるがもう一つの山川校区にはこの儀式はない。

公民館で行われたセレモニーには子供達78人が集まった。参加は自由だが校区の該当年齢の約半分くらいの人数だ。画像は祝辞に立った小学校のW先生。確か子供達の5-6年生の時の担任だった。

太宰府への30kmウォーキング、田植え、餅つき、野焼き、久留米の夏祭り「水の祭典」への参加、アンビシャス広場の開設・・・先生の思い出話に登場する様々な体験イベントを考えると確かにこの学年はとてもたくさんの体験をしてきている。区画整理で地域の様相も様変わりし、今では出来なくなったイベントもあれば、この時から伝統として繋がっていったイベントもある。

この歳で明確な将来の夢など描けない子が多いだろうけど、それでも立志に思いを致す事には意義があるだろう。まあ、親にとっては義務教育の終了式みたいなものかも?しかし大体、時期が微妙・・・
吉田祥吾立志式の由来は、昔の元服にあるとする説もあれば、論語の「志学:吾十有五にして學に志す」(孔子)だと云う話もある。他では中学校2年になった14歳で行われる地域が多いようだが、ここでは3年生がその対象だ。公立高校の試験は終わっているものの、結果発表も卒業式もまだ。

推薦が決まっている子、また就職を決めている子もいるが、多くはまだ今年何処へ行くのかわからない状態で、期待と不安が交錯するふわふわした日々・・・案外、絶妙な時期といえるのか?(爆)

公民館での立志式は式典らしさが抑えられ、6〜7人づつのテーブルにそれぞれが座り、短めのセレモニーの後には地元ミュージシャンの吉田祥吾によるトークとコメントの小さなショー。それからピザやおにぎり、チキンなどが供され、ビンゴゲームもありという和やかな雰囲気だった。卒業式などの厳粛な雰囲気もいいが、こんなのも良いよね。

小さい頃からひきこもりで登校拒否の経験を持つという吉田祥吾のトークは、年齢的に近いと云うこともあるだろうが、式典で行われる大人の祝辞とはまた違うイメージのメッセージが感じられた。彼の歌とコメントは15歳の心にどう響いただろう。


■ PROFILE : 吉田 祥吾 [よしだ しょうご]
1979年2月15日生まれ。
幼少時代から人見知りが激しく十二指腸潰瘍をきっかけに登園拒否に。小中学校まで不登校を続ける。その後音楽と出逢い、心ある人達に出逢い現在に至る。

1999年:初めてのバンド「空〜coo〜」を結成。 ライブ、イベント、コンテスト、TV番組、ラジオ等精力的に参加、出演。2003年解散。新たに「吉田 祥吾」として福岡県八女郡星野村で行われた『星の音楽祭』にて(本田路津子/ 岩切みきよし/内田浩誠/山崎箜三)らと共に出演。
2004年:1000枚限定シングル『会いたい』でインディーズデビュー。沖縄普久原楽器にて7月ランキング最高3位獲得。
福岡県立花町から強い要望があり不登校講演会にて始めての講師を務める。(歌と話しを織り交ぜたライヴ形式) -この時点で『会いたい』1000枚完売 -
NHK福岡放送「福岡いちばん星」にインディーズミュージシャンとし て初出演。
2005年:久留米聖マリア病院内教会(雪の聖母聖堂)にてライヴ。[1896年の教会完成以来、ゴスペルやパイプオルガンではないシンガーソングライターのライヴとしては110年という歴史の中で初めてだった]

現在DreamsFMのパーソナリティーを務めている。

DreamsFM
[http://www.dreamsfm.co.jp/]
空〜coo〜 *2003年解散
[http://coo-love.hp.infoseek.co.jp/index.html]


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