櫻の森の満開の下 劇団PROJECTぴあ公演 櫻の森の満開の下
  人間の精神と肉体を風や空のように悲しむ坂口美学の傑作
  若い俳優たちが迫真の演技で奏でる演劇と朗読
  そして琴の生演奏とのコラボレーション!


AUTHOR:坂口 安吾
PRODUCE:劇団PROJECTぴあ
DIRECTOR:石山 浩一郎
CAST:高口 純平/ 吉月 美咲/ 舞 紀/ 竹之内 昌治/ 北村 唯/ 永松 貴志/ 井上 祐/ 藤村 美幸/ 喜多原 千夏
MUSIC:坂元 歌萌 (琴)

劇作家として多くの著作がある石山 浩一郎主宰の劇団PROJECTぴあ公演のお知らせ。前回高い評価を得た久留米では再演になる。

最近「桜」がテーマの新しい音楽がたくさん発表され、そのどれもが多くの若者の支持を得ている。日本では桜はあらゆる花の中で別格だ。そこはかとない色合い、開花の時期、そして散り際、そのどれもが日本人の心情に寄り添い、愛されている。

原作の坂口安吾がこの本を書いたのは昭和22年、安吾作品のもっとも充実していた時でもあり、また大戦の記憶がまだ生々しい時だ。

戦後60年という長い平和の時を経ても、まだ国のあり方を悩み抜いているのが今の日本なのかも知れない。安吾は桜に何を託したかったのだろう。戦争を知らない僕らには、その美しい舞台演出とともに必見の芝居だ。


実は先生(石山 浩一郎氏)は、私の恩師だ。取材でお会いしたけど、高校卒業以来だとすると32年ぶりかな。ちっとも変わってなかった。既に教職を辞して何年か経つが、今も若い劇団員を率いてライフワークとも云える芝居に没頭。う〜む、こっちの方が歳を喰った感じがする。

「石山 浩一郎」で検索してみると、たくさんの高校で先生の脚本が使われていることがわかる。今でも高校演劇界の重鎮なんだ。

先生からは私は「現国」を習った。特段に得意科目と云うわけでもなかったが、彼の授業では比較的点数が良かった覚えがある。何故だか問題がよくわかる感じがした。当時顧問をされていた久留米高校演劇部は、高校演劇コンクール全国大会で銀賞を受賞した。確か「さすらい狂想曲」その前年が「時の兵士」だったかな。

私は別に演劇部でもなかったが、その時の先輩とのつきあいからその後結成されたアマチュア劇団「鍋風呂」では、美術担当として数年間行動をともにした。実は一度だけ役者として出演したこともある。セリフはなかったけど(恥)

その後私が(芝居ではなく多くは音楽だったが)ライブイベントを自分でよく企画するようになったのは、この頃からの影響が大きいかも知れない。ライブでは音楽も芝居もステージと観客の一体感が、その時だけにしか現れない何とも云えない瞬間をもたらすことがあるからだ。

さて久しぶりに先生と話していて、またちょっと面白いことをやりたくなってきた。昔と違って仕事やなんやでがんじがらめの今は、すぐにパッと行動するわけにはいかないがね。

うん、何か面白いことをやろう!


※この記事はカルキャッチくるめ通信(April-May 2006)への掲載記事に加筆・修正したものですです。

公演・作品情報はこちら▼▼▼

櫻の森の満開の下2 ■ 【矢部村公演】
・日向神ダムも秘境矢部も満開の桜の季節です。
DATE :
Suturday, April 8th 2006 Open/15:00 Start/15:30
Sunday, April 9th 2006 Open/15:00 Start/15:30
PLACE : 八女郡矢部村中央公民館大ホール
  [八女郡矢部村北矢部10528 TEL.0943-47-3111]

■ 【久留米公演】
・好評につき再演。前回観逃した方ももう一度観たい方も。
DATE :
Suturday, May 6th 2006 1st Stage, Open/13:00 Start/13:30 2nd Stage, Open/18:00 Start/18:30
PLACE : えーるピア久留米視聴覚ホール
  [久留米市諏訪野町1830-6 TEL.0942-30-7900]

TICKET : reserved 1,500 yen(doors 1,800 yen)
*under High School : reserved 1,000 yen(doors 1,200 yen)
INQUIRY :
劇団PROJECTぴあ事務所
[830-0055 久留米市上津2-13-31]
TEL&FAX.0942-21-7482 Mo-Phone.090-8355-1575
E-Mail [ko-ishiyama@q.vodafone.ne.jp(石山)]
*前売り券は、ハガキ・電話・FAX・携帯でも予約できます。劇団事務所に、公演日・お名前・チケット枚数を御連絡戴ければ、当日会場受付にチケットをご用意します。
BACKUP :
(株)蝶屋・蝶屋染色美術館・久留米市・久留米市教育委員会・矢部村・矢部村教育委員会・秘境杣の里
■COMMENT(sex,age)
・桜の季節の見方が変わるかも・・。(woman,43)
・始めから終わりまで呆気にとられてみていた。(man,59)
・悲しくて恐ろしくて、美しい話でした。(woman,17)
・情感あふるる感動の連続だった。(man,76)
・舞台装置が幻想的だった。(woman,21)
・若者達のひたむきさに心打たれた。(man,74)
・桜吹雪がすごい!(woman,30)
・これは言葉のミュージカルだ。(man,64)
・醜さの裏の美しさが印象的だった。(woman,37)
・琴の調べが桜にピッタリだった。(man,50)
・見事な心理劇にもなっていた。(woman,25)
■OUTLINE
昔、鈴鹿の山中に一人の残虐な山賊が住んでいました。この男は、何故か桜の花盛りを恐れていました。ある時、峠を登ってきた京からの旅の夫婦を襲い、美しい妻をさらって、自分の八番目の女房にしました。
処がこの女、大変なわがままで、今までの女房を殺させ、食べ物に不満を言い、ついには京に帰りたいと山賊を責めます。女の美しさに惚れてしまった山賊は、山を下りて京で暮らすことにしました。
京に戻った女は、ますますわがままに振る舞い、山賊に命じて毎夜、首狩りをさせ、首遊びに興じます。山賊はある日耐えかねて「俺は山へ帰る!」と言います。
すると女は、急にしおらしく泣き崩れます。山賊は女を背負ってふるさと鈴鹿の山を目指します。峠の桜がちょうど満開の季節でした。その満開の桜の下を通りかかると・・・

PROFILE :
坂口安吾 坂口安吾 [坂口安吾デジタルミュージアム]
明治29年(1906)新潟一の富豪名家に12番目の子どもとして生まれ、放任無軌道の教育により、放蕩無頼の人間になった。衣類はどてらと浴衣だけ、家財道具は一切おかない奇人変人の生活に徹した。「堕落論」を書き、虚無的合理主義を唱えたが、反面、人間の精神を清潔に美しく描いた小説を書いた。その代表作が「櫻の森の満開の下:昭和23年」である。

劇団PROJECTぴあ
九州各地から集まった俳優志願の若者達が福岡・久留米とその近郊に在住して結成。「ティーンコート」で鹿児島まで各地を巡回公演、2005年詩劇「太鼓:(石橋文化センター共同ホール)」「櫻の森の満開の下:(えーるピア久留米)」で公演した。その演技力は定評がある。

石山浩一郎
日本劇作家協会会員。劇団テアトルハカタ・KBC九州朝日放送・FM福岡などで脚本・演出を担当。主な作品に「はかた忠臣蔵討ち入り:(博多座)」「ミュージカル卑弥呼:(サンパレス)」「人生の並木道:(大川文化センター)」。
青年劇場戯曲賞受賞。著書に「神露淵村夜叉伝」「まなつ幻生:(青雲書房刊)などがある。


えーるピア久留米
[http://www.elpia.kurume.fukuoka.jp/]
livedoorMAP
福岡県久留米市諏訪野町
矢部村
[http://www.vill.yabe.fukuoka.jp/]
livedoorMAP (八女郡矢部村中央公民館)
[八女郡矢部村北矢部10528]


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