ばあちゃんはずいぶん小さくなったでっかい孫は ばあちゃんの3倍くらいある
ばあちゃんが ぎゅっとしても
手は孫の体の半分も回らない
8月 夏の終わり
ばあちゃんが今暮らすホームの広場でお祭りがあった
ホームの職員さんが誘ってくれても
ばあちゃんは 直ぐ部屋に帰ってしまう
でっかい孫と 手をつないで
嬉しそうに出てくると
今度はじっと広場で お祭りを楽しんでいた
ばあちゃんが大好きな 優しい孫だ
「かわいそかごたる」と、長いこと父はほとんど一人で母の介護をしていたが、それも限界に達していた。私も戻らぬ母を捜して何度も何度も街中を探し回った。家族の苦労もさることながら本人の状態が次第に悪化していくのを誰もとどめることすら出来なかった。
何軒かの施設を見学したが、義母も暮らしている山本町の紅葉樹の施設は素晴らしかった。温泉が利用出来、館内は広々としていて、何よりも特有の生活臭を全く感じない。
今は入所するのにかなり順番待ちらしいが、母は幸運にもあまり待たずにここで暮らせるようになった。ホームの助けを借り、別々に暮らすようになってしまったけれど、おかげで母はずいぶん落ちつきを取り戻した。父も気持ちも時間も余裕が出来、ずいぶん安堵感がある。
父もそうだが、私も「子が親の面倒を見るのは当たり前」だと思ってきた。しかし、いざ現実には、生活とは1日の内の何時間という限られた問題ではない。まだ社会の一員として仕事をしなければならない世代には、ずっと寄り添うことはかなわないのだ。
久留米はまだましな方だと云われるが、今のシステムがベストだとは云えないにしても、年老いて家族も本人も心安らかに暮らせるための智恵はもっともっと出さなければならないのだろう。
今、足繁く母の処に通ってくれているのはカミサンだ。部活を卒業し、多少時間に余裕が出てきた息子も、ときどき一緒に行ってくれている。娘も帰省の度に顔を出している。父は、今はあまり行きたがらない。なかなか自分が行く時間は作れないが、優しい家族に心から感謝している。
■ 特別養護老人ホーム:紅葉樹
[http://www.hazenomikai.or.jp/koyojyu.html]
久留米市山本町豊田1567-1
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