久留米人ブログ

篠山城跡にある有馬記念館が、この度改修工事を終えリニュアルオープンする。その内覧会があったので出かけてきた。

有馬記念館は、これもブリヂストンの祖、故石橋正二郎氏によって昭和35年(1960年)に市制70周年を記念して寄贈されたもの。氏の生誕120周年でもあり、開館50周年である今年にリニュアルオープンの運びとなった。記念館には久留米藩主有馬家ゆかりの品々が展示されている。

実のところ、久留米生まれの私でもここを訪れたのは遥か昔の記憶しかなく、どのように変化したのかさっぱりわからないが、こじんまりとした博物館然とした展示室だった。

有馬というと、全国的には競馬のG1レース「有馬記念」が有名だが、何を隠そうこのレースの名前は日本競馬会理事長だった有馬頼寧が、東京競馬場の日本ダービーに匹敵するようなグランプリレースをと開催を決めたものだ。残念ながら第2回の開催を待たずに頼寧は急逝、その名前を取って現在でも「有馬記念」という名でレースが行われている。

新装なった館内には、丹波福知山から久留米藩藩主となった有馬家と久留米の歴史などが3本のショートムービーにまとめられた観覧コーナーもあり、簡略にまとめられていて分かり易い。

この有馬記念館の北側には、東郷平八郎の書斎がある。普段一般には公開されていないが、ひょっとしたら記念館のオープンにあわせて公開されるかも知れない。

昨年からNHKでスペシャルドラマとして制作、放映（第2部は12月5日から放映）されている「坂の上の雲」では渡 哲也が演じているが、歴史好き、司馬遼好きなら一度ご覧になっては如何？

▼リニューアルオープン記念展