観させていただきました。九州大谷シアタープロジェクトによる「父と暮せば:井上ひさし作」。
ダイジェスト版をアップしていますが、ホン無し、リハ無し、1カメでの本番一発撮りなので不備が目立ちますがご容赦願います。
この芝居は中村 勉也、寺元 志歩による二人芝居。原爆で一人だけ生き残った負い目から自らの恋にさえ後ろ向きな美津江のもとに、現れ、娘を励ます亡父:竹造。実際に原爆被災者の方から聞き取っていった内容を脚本の中に織り込んでいった井上ひさしの脚本で、娘:美津江も実在の女性がモデルなのだという。
それにしても勉也さん、さすが。「還暦を過ぎて、セリフを覚えるのがどうも...」と云ってましたが、どうしてどうして、全編を通して輪郭のはっきりした竹造と美津江のやりとりには感動しました。この原作やあらすじを全く知らなくとも、物語の骨格がはっきりと伝わっていたように思います。
共演の寺本さんも良かったです。彼女、歌、上手いですね。宮沢賢治の星めぐりの歌、劇中ではちょっとだけだったですけど上手いと感じました。
ひとつだけ。ダイジェスト版には含まれてないですけど、シンセで作られたテーマ音楽の陳腐な音が気になりました。
ともあれ、ぜひ再演を実現させて欲しいですね。ありがとうございました。
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