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9月12日-10月18日まで、福岡アジア美術館で原田治展が行われていた。わたしは仕事で行けなかったが、カミさんと娘がグッズを買ってきてくれました。

70年代を席巻したポップアーティストの一人、原田 治。横尾忠則と並ぶ日本のアンディ・ウォーホルだと思っている。当時天神ビブレで1フロア全部を使って展開していたファンシー雑貨ショップの仕入れから販売まで、すべてを仕切っていたカミさんにとっては特に思い入れのある作家に違いない。

今や「KAWAII」はそのまま世界に通じる日本語だが、この頃に広まった「KAWAII:かわいい」は云ってみれば日本語の再構築に他ならない。明らかにそれまでの言葉としての「可愛い、可愛気がある」等とは、その意義からして一線を画した。

原田 治に注目した人たちのセンスは一つの時代を創ったが、まさに青春の1ページとも云える天神ビブレも今年、すでに閉店。次の世代にはどんなコトバが生まれるのだろう。



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