
昨日、アルミサッシの窓に煽り留めを付けていた時、ドリルビットを折ってしまった。orz...
ドリルビットを折ったのは、記憶にないほど大昔。多分、中学生の頃くらいじゃないかなあ。
ずいぶん年季が入ったドリル。これだけでなく、今わたしが使っている工具はほとんど全て父から譲り受けたものだ。手入れされ、オイルの匂いが染み付いている。懐かしい父の、そして昭和の匂い。
父の工具は先日大半を処分したけど、私が自分で使うだろうものは今も手元に置いている。
長すぎる話は省略するが、昔は自家に工場(こうば)があり、ネジを切る旋盤から何からおよそ木工や配管工事に必要なものはなんでもあった。子供の頃は親に注意されながらもそんな機械を眺めたり、使ってみたりもしていた。油まみれになった真っ黒い手を洗う時、機械洗浄用のオイルと鉋屑(カンナクズ)であらかたベトつく汚れを落とし、それから固形石鹸でもう一度洗っていたのを思い出す。
ウチほどでは無かったろうけど、一般の家庭でも大体必要なものは可能な限り自作するということは多かった昭和の時代。修理して使うという文化が当たり前だった時代だ。使い捨てなどもってのほかだったよなあ。
おかげで、ノミや鉋など一通りの工具は手入れもできるようになったが、ふと自分の子どものことを思う。父が木工作業をしている傍らで金槌で釘を打つ遊びはしていたのを思い出すが、それ以降、工具を使うという機会はなかったなあ。手が器用なのは遺伝なので、機会さえあればそれなりに使えるようになると思うけど。継承は難しいもんだね。
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