今月号の科学雑誌Newtonの特集「70歳の取扱説明書」
そろそろ近くなってきたからというわけではないが、興味深く読んだ。Newtonらしく、身体・認知機能・心理など分析された結果が示されている。「なるほど」と納得できる話が多いのはやはり、近い年齢になってきたことによる体感か。
その中で、なぜ高齢者は詐欺に引っかかりやすいのかを説明したヒューリスティック処理とシステマティック処理の対比、エイジングパラドックス、SOC理論など興味深い話も多い。人生の最終段階に到達するという「老年的超越」などは歳をとるのも悪くないと思える話だった。
体験的に晩年の亡母を見ていて思ったのは、面倒くさいことを嫌うのが認知機能の衰えのはじまりだということ。意識的に面倒くさいことを避けないよう、気を付けてはいる。
確かに最近、直感力や情報処理スピードはめっきり衰えたなと思うことが多い。自分の人生を振り返ってみると、こういう能力が一番冴えていたのは小学校高学年か中学校くらいだったような気がするが、歳をとっても衰えない能力も確かにある。
興味を覚えられたご同輩、今月号のNewtonは一度読んでみるといいかも。
ちなみにこれらの言葉を今月号のNewtonのもうひとつの特集、ChatGPTで質問してみると、答えられないことが多い。まだGoogleやBing検索の方が納得できる答えを引き出してくれる。無料版のバージョンGPT3.5だったからかも知れないが、月額2000円以上も出して有償版のGPT4にアップしようとは思えないので試してはいない。
ちまたの同年齢かな?と思える人を見ていて思うのは、なんとまあ個人差の大きいことかということ。「このおっさん...」と思っても、ひょっとしたら俺より若いんじゃないかな?と疑問に思ったりしないですか?z
自らがそう見られないよう、せいぜいもうしばらくは老いに抵抗しようじゃないか(笑)
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