コロナ禍にも 淡々と過ぎゆく暦...
豆まきも行事もないけど
お客様へは少しばかりのお裾分け
■ふるさともとめて
語り 宮原美枝子
父や母と離れ、五歳の少女が七歳の兄とふたり、北朝鮮南浦から引き揚げてきた時の、生死をさまよった自らの体験を いまやっと話せます。誰にも言わず、心開かぬまま、生きてきました。苦しかった・・
みやき町在住、未だ少女のような可愛い声の持ち主が切々と語ります。
■花いちもんめ
朗読 井上 照代
作/宮本 研 演出/石山浩一郎
あの子を李さんにあずけようとした時、たぶんわたしは、日本というお国を捨てたのです。「語りであっても、流される言葉など一語もない緻密な文体が美しいが、ギクッとするセリフが随所にうめられている」(岩波剛 氏評)
萩尾みどり・浅利香津代が好演した名作に、朗読界の異色の新人が挑みます。
久留米の演劇人による新ユニットが、抱腹絶倒のコメディ劇を披露します。作家は脚本ダウンロードサイトを運営し、アクセス数が200万件を突破、常に奥深い「笑い」を追及しつづける「グッキーあんとく」、演出に「くるめ市民音楽劇」など、数々の名演が光るキャリア33年のベテラン「中村勉也」を迎え、老若男女の入り乱れた俳優陣とともに、笑って、踊って、演じる2日間。子どもから大人まで楽しめるドタバタコメディーをお届けします。■舞台:(財)久留米文化振興会